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2011年1月

相手に合わせない

人との付き合いにおいて、“相手に合わせる”ということは非常に大切なことだと思いますし、又、社交ダンスを踊る上でも同じことが言えるでしょう。

しかし、それだけではなく、相手に合わせない、つまり自分を変えないという部分もあることを忘れてはいけないと思いますので、そのことに関して考えてみます。

 

昨年ブームになった坂本龍馬の有名な逸話です。

龍馬が勝海舟に、西郷隆盛とはどういう男かと説明した時に、「西郷はお寺の釣鐘のような男である。大きく打てば大きく響き,小さく打てば小さく響く」と言ったそうです。

それを聞いて勝は、言った方も言われた方も大したものだと感心したそうです。

これは、西郷という男は、器が大きいからどんな相手にも話を合わせられる、大物と話しても合わせられるし、小物と話しても合わせられる、というようなことを言っているのでしょうか。

これは素晴らしいことです。

しかし、ここでもう1つ重要なのは、なぜ釣鐘という言葉を使ったのかということです。

釣鐘自身は全く変わらないものなのに、音は打つ相手によって違って響くだけなのです。

つまり、器が大きいということはどういうことかというと、自分を変えずに相手に合わせなくても、自然に相手に合ってしまうよ、ということを言っているのではないでしょうか。

 

さて、社交ダンスに話が変わります。

自分より断然上手いと思う人と踊る時は、相手に合わせることを考えて踊った方が良いと思います。

それが上達の近道と言えるでしょう。

しかし、自分とそれほど変わらないか、或は自分より下と思える人と踊る時に、多くの男性は手加減して相手に合わせて踊ってあげよう、つまり自分が踊らないで相手をリードしようと考え、多くの女性も相手に合わせて踊ってあげようと考えていると思います。

もちろん、ステップの大きさをある程度相手に合わせることは必要です。

しかし、本当に上手い人は、重要な身体の使い方は相手に合わせないで自分もしっかりと踊っているのです。

その方が、自分も崩れないし、相手も上手く踊れるのです。

相手に合わせて小手先の踊りとならないように、自分のやるべきことはしっかりと意識して踊るようにしましょう。

新年おめでとうございます

新年おめでとうございます。

今年も、皆さまが健康で楽しい1年を送られるようにお祈りすると共に、多摩ダンス学院が少しでもそのお役にたてるように頑張りたいと思います。

 

近年は社交ダンスブームも去り、残念ながら全国的に社交ダンス人口が減少しているようです。

以前は新宿だけでも3~4軒あったダンスホールも、現在では東京全体でも僅かに2軒だけになってしまい、しかも平日は昼も夜もガラガラだそうです。

ダンスサークルもダンス教室も、軒並み会員数や生徒数が減っているようですし、驚いたのは、ある大手のカルチャーセンターでの社交ダンスクラスがなくなってしまったということです。

募集しても、1人も生徒が来なかったそうです。

 

新年早々暗い話をしてしまいましたが、逆に考えると、現在の生徒さんたちは本当にやる気のある方々が残っているとも言えるのではないでしょうか。

ですから、これからの学院は今まで以上に生徒さんの量より質を高めていけなくてはいけない、或はそれができやすい状況になってきているのではないかと思います。

そこで、一昨年から専科を作り、昨年はモダン中級を作りました。

8月から12月まで行ってきたルンバ専科は、ベーシックを中心に5ヶ月間も黙々と続けてきましたが、そろそろ飽きてきたのではないかと思っていたら、皆さんが「ルンバを辞めるのが寂しい」「もっと続けたい」と言ってくれました。

私もこれにはとても感動しました。

皆さんが、きっと何かを掴みかけているのだと思います。

これからも、熱心な生徒さんが集まって、特定の種目を集中して行える個性あるクラスを増やしていきたいと考えています。
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