首痛の原因は?

数ヶ月前、夜寝ていて首が痛い日が何週間か続いた時がありました。
起きるとかなり治ってしまうので、たいしたことはないかなとは思いましたが、それでも寝ると結構つらいものでもありました。
これはきっと、枕が合わないのではないかと考えました。
私が使っていた枕は、オーダーメードで買って3~4年くらいたっていたもので、かなり形が崩れていたので、以前に買った店に行って新しいものを買ってきました。
初めの数日は痛みが出なかったので、これで一件落着と思ったところが、また痛みだしたのです。
それまでは、首痛の原因は枕のせいだとばかり決めてかかっていたのですが、これは枕のせいばかりではないぞと思い、自分の寝ている時の姿勢について考えてみることにしました。
寝ていて首が痛くなるということは、頸椎(けいつい)の具合が悪いということは確かで、それは背骨全体の問題として考えなければいけないのではないか。
そこで私は、ベッドの中で横になったまま、社交ダンスを踊る時にやっているように、仙腸関節で仙骨を締めて(腰を開くように)、仙骨・腰椎・胸椎・頸椎を伸ばしたり、ずらしたりといろいろと微調整してみました。
つまり、首が痛くないところを探したのです。
ナント! そうしたら、翌朝まで首は一度も痛くならなかったのです。
次の夜から何日か、同じことをして寝るようにしていると、やはり痛みが出ず、それ以来現在まで首痛は全くおこっていません。

どうも、寝ている時の体勢が悪かったようで、私として恥ずかしい思いですが、 寝ていて首が痛くなるのは、巷間言われている“枕が合わない”だけでなく、他にもいろいろ原因があるのではないかと思いました。
また、社交ダンスのレッスンで皆さんにお話ししているように、やはり身体の要は仙骨であり、そして仙腸関節の微妙な動きが背骨全体に大きな影響を与えているということを再認識しました。