少し広い場所と、少し時間がありましたら、次のような簡単な実験をしてみませんか。
前に向かって、少し大股で、10歩くらい歩いてもらうだけです。
その時に、1回目は、前から台風の時のような強い向かい風が吹いていると思って歩いてください。
頭の中で、「強い向かい風、強い向かい風」と想像しながら歩いてください。
次に、2回目は、後から強い追い風が吹いていると思って歩いてください。
「強い追い風、強い追い風」と想像しながら歩いてください。
(この後は、実際に歩いてもらった後に読んでもらうと良いのですが)
どうでしたか。
多分、1回目は、身体に力が入って、力んでいるわりにはあまり前に進まなかったのではないでしょうか。
足のつま先で地面(床)を強く踏みしめたり、上体が少し前傾して歩いたりしていませんでしたか。
逆に、2回目の時は、身体の力が抜けているのに楽に前に進んだと思います。
足のつま先もあまり強く使わずに、上体も前傾しなかったと思います。
この事は、イメージの持ち方1つで、歩き方が楽にも窮屈にもなる、という事を表していると思います。
つまり、プラス思考の考え方です。
更に、以上の結果を逆に考えると、足のつま先で地面(床)を強く踏みしめても、力は入るけれども、身体は思ったほど前に進まない、ということが判ると思います。
後からの力を意識すれば、地面(床)に対して足の力が少なくても、身体は楽をして、十分に前に進むのです。
私はこれを「追い風運動」といって、私の社交ダンスの重要な理論の1つになっています。