多摩ダンス学院
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学院長日記〜たかがダンス、されどダンス〜
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■2008.2.24 リードとフォローについて(1)

一般に知られている社交ダンス界の常識というものの中には、ごく限られた初心者にとっての常識を、全体の常識と混同してしまっていることが多いのではないかと思います。

“男性のリードと女性のフォロー”もよく使われる言葉ですが、これも多くの方が正確な知識を持っていないように思います。

 

社交ダンスは、男性と女性と2人で踊るものですから、多かれ少なかれリードとフォローというものが発生します。

しかし一般に、男性が女性を押したり、引っ張ったり或いは回したりするのがリードだと思っている方がとても多いのではないでしょうか。

私自身も、初級レベルの生徒さんに限ってはそのように教えることがありますが、正規のダンス教室で、中級以上のレッスンを受けている方には、きちんと正しい知識を持っていただきたいと思います。

初心者でステップがよくわからない女性にとっては、それは100パーセント感謝されると思いますが、実のところそれは、女性がお人形さんのようになっている状態なのです。

本当に踊れる女性は、自分で踊りたいと思っているのです。

そのように、男性が良かれと思ってリードしていることが、ある程度以上に踊れる女性にとっては、迷惑以外の何ものでもない、ということに多くの男性は気がついていないのです。

 

スポーツでは、ボールなどに力を加えたり、速く動くために地面を蹴ったり、格闘技では、相手を投げるために力を入れたり、と外の対象物に多かれ少なかれ力を加えることになります。

とくに、スポーツや格闘技の経験のある男性は、そういうイメージが強いと思います。

しかし、社交ダンスではパートナーに力を入れたら、それこそ格闘技になってしまいます。

ダンスの練習中に言い争いをしたり、一般の方の目には入りませんが、プロでさえ喧嘩をしている姿がよくありますが、多くの場合、あれはお互いに力をかけ合っているので、よけいに身体がイライラしてくるせいでもあるのです。

 

我が学院の場合には、そういう光景はほとんど見かけませんよね。

生徒さんも教師たちも、それほど格闘技をしていないですからね。