多摩ダンス学院
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学院長日記〜たかがダンス、されどダンス〜
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■2008.3.5 私の恩人

皆さんには、今までの人生の中で、とてもお世話になった方とか、自分の人生を変えるほどの影響を与えてくれた方とかがいるのではないでしょうか。

私にも、ダンス人生を考える上で、決して忘れられない人がいます。

その方は、私がチャンピオンを目指して練習していた30歳前後の頃にレッスンを受けていた、元全日本チャンピオンの田中忠(ただし)先生です。

 

それまでに私は、何人もの現役チャンピオンや元チャンピオンにレッスンを受けていて、競技会の成績もグングン上がっていました。

しかしそのわりに、外見とは逆に少しも楽しく踊れない、パートナーとは喧嘩になったり、これは何か違うのではないか、と悩み続けていました。

そして、田中先生に出会ってレッスンを受け始めると、簡単なレッスンで解かりやすく、そして実に身体が楽しいのです。

レッスンを受けた後は、心身共ポカポカして心地よく、何日も快感の日が続きました。

それまでとは違う踊りに、これこそ私が求めていた社交ダンスだ、と感じたのです。

 

ですから、少しでも多くの事をこの先生から学ぼうと思いました。

そこで、先生が他のプロをレッスンしている時には、じっと遠くから先生の動作を観察し、ふざけている動作までも真似ようとしました。

先生がイギリスにレッスンに出かける時にはいつも、前の夜に先生の家に行き、先生が飛行機の中で寝られるように徹夜麻雀をつき合い、翌朝、成田まで私の自動車で送っていき、その日の私の仕事は休んで、家に帰って寝たものでした。

先生も、私にとても期待してくれていたように思います。

その後、私がイギリスに勉強に行った時には、すべての段取りをつけてくれました。

地方のホテルのデモに招待された時には、私だけを前座のデモに連れて行ってくれたこともありました。

その時には、ついでに私も、ホテルの従業員たちから初めて色紙にサインを求められたことも思い出に残っています。