多摩ダンス学院
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学院長日記〜たかがダンス、されどダンス〜
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■2008.3.16 学院の始まりの頃の思い出

私は八王子で長い間教室を開いていますが、実は、ある人のほんの一言がなかったら、この八王子とは全く無縁であったのです。

多摩ダンス学院がどうして今存在しているかのお話しをします。

 

若い頃、自由が丘にあるダンス教室に勤めていたのですが、その頃では珍しいクラスレッスン専門の教室を作りたいという夢を持っていました。

そして偶然、高幡不動の駅前にあった小さな貸し教室を知り、週に1回だけ借りて1人だけでクラスレッスンを始めました。

まだ駆け出しの教師時代でしたから、貯金など全くなく、ただ直前に生徒を集めて行ったダンスパーティの利益の20万円足らずがその資金でした。

新聞チラシを作り、オーディオセットを買い、その上、生徒があまり集まらなかったので毎月赤字続きでした。

そして、6ヶ月目の翌年の3月に、いよいよ資金が尽きてきたので、多摩地区から撤退する決心をしました。

しかしその時、貸し教室のオーナーの平清太郎さんという方が、

「賃料は安くしますから、ぜひ続けてください」と言ってくれたのです。

そして4月になると、なんと、おおぜい生徒が入ってきて急に黒字になってしまったのです。

 

その後は、平さんが聖蹟桜ヶ丘の駅前にテナントを借りて少し広い貸し教室を作ると、私もそこに移り、クラスを週2日に増やしました。

その時、平さんは、私のダンス教室の為に、いくつかの教室をぶち抜いて使えるようにアコーデオンドアで部屋を仕切ってくれたり、床をしっかりとしたダンス用のフローリングにもしてくれました。

私もそれに応えて、新教室でダンスパーティを開いて、壁一面の鏡を寄付しました。

 

私にとっての恩人である平さんの事を考えるにつけ、例えば、学院に来ているバレエの先生のような若い人を見ると、いつかは彼女も自分の教室を持てるように応援してあげたいな、と私も思うのです。