近年、アロマテラピーというものが流行しているようです。
アロマとは香り、テラピーとは治療の意味で、香りを用いて心と身体を治療する「芳香療法」という意味のようですね。
身近なものでは、ハーブなどの精油を使ったり、香りの良い茶・コーヒーなどを飲んだり、入浴剤を風呂に入れたりしてストレスを解消したり、安らぎを求めるなどの事が行われているようですが、なぜ効果があるのかは、科学的に完全にはわかっていないようです。
それでも現在は、鼻から入った匂いを、鼻腔の上部にある“臭細胞”という部分でさまざまな香り物質を受け入れ、それが脳に伝達され、効果があらわれるのではないかと考えられているようです。
そこで私は、鼻腔の上部にあるその臭細胞に注目しています。
香りの物質とは別に、臭細胞を刺激するだけでも、十分に脳を刺激し、活性化するのではないかと考えています。
鼻で敏感に息を吸ってみると、鼻腔の上部で吸う場合、つまり香水とかワインとかの良い匂いを嗅ぐときの吸い方と、鼻腔の真ん中あたりで吸う吸い方と、鼻腔の下の方で吸う吸い方とに区別できます。
上部で吸うと、背中に息が入っていく感じで、背骨が伸び、お腹が少しへっこむようになります。
決してお腹が膨らんだり、腹筋に力が入ることはありません。
以前、私がここで説明した背中骨盤呼吸ということになります。
真ん中あたりや、下部で吸うと、逆に、身体の前面の筋肉が使われ、腹筋に力が入り、お腹が膨らむ感じになると思います。
一般に言われている腹式呼吸のようになります。
普通、鼻で呼吸をすると良いといいますが、細かく言うと、鼻腔の上部、つまり臭細胞のあたりを意識して吸ったほうが良い場合と、中・下部で吸ったほうが良い場合とケース・バイ・ケースで区別する事が必要だと思います。