多摩ダンス学院
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学院長日記〜たかがダンス、されどダンス〜
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■2008.7.27 リーダーとパートナー

社会における人間関係を考えると、2人以上の人間が行動を共にすると、そこには多かれ少なかれリードする人とフォローする人の役割が生まれます。

例えば夫婦を考えてみると、経済面では夫がリードしても、家庭内では妻がリードしたりと、ケースバイケースでリードとフォローは変化するはずです。

昔と違って今は、夫イコール・リーダーという考え方は少なくなっているのではないでしょうか。

 

社交ダンスは2人で踊るものですから、リードとフォローが必然的に生まれてきます。

又、社交ダンスではリーダーとパートナーという言葉があり、リードする男性がリーダーでフォローする女性がパートナーということになっているようです。

しかし、男性がリーダーで女性がパートナーという意味は、ダンスのステップの構成上の意味が大きい、と私は思います。

例えば社交ダンスのラテン種目では、木に例えて、男性は幹でデンとしていて、女性は枝や葉で美しく華麗に動く、というイメージです。

或はスタンダード種目では、男性が進行方向に向かって進み、女性がそれに沿って動いているということ、等からリーダー・パートナーという言葉があるのだと思います。

ここがとても大事なところです。

ですから、男性はリーダーであってもリーダー・イコール・リードする人、女性はパートナーであってもパートナー・イコール・フォローする人、とは必ずしもいえないと思います。

一般には、男性がリーダー、だからリードする人という意識が浸透していて、これがダンス界の著しい封建的な考え方の根幹であり、さらに技術的な向上を大きく阻害している原因といっても言い過ぎではないと思います。

社会では誰でもリーダーになれるわけではなく、皆をリードすることの能力のある人がリーダーになるのです。

良い例が、女性の教師はパートナーという役割なのに、男性の生徒をリードして踊っています。

つまり社交ダンスでは、男性は全員無条件に形だけはリーダーであっても、男性でも女性でも上手い人の方がリードするのが当然の事で、しかも実際のダンスの中でのリードをする機会というのは非常に少ないと思ってください。