多摩ダンス学院
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学院長日記〜たかがダンス、されどダンス〜
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■2008.8.10 前と後

今月の上級はワルツですが、その技術テーマは“足の裏を均等に使う”ことです。

ここで、もう一度復習をしておきましょう。

 

運動をする場合、特にダンスを踊る場合には身体のバランスを考えると、“均等に身体を使う”ということが非常に大事になります。

身体を均等にといっても、身体の右と左、上と下、前と後、内と外・・・等が考えられますが、今回は前と後の均等について考えてみます。

日常、私たちは身体の前面には注意が向きますが、後面にはなかなか注意が行き届かないので、かなり身体の前の部分を偏って使っていると思います。

例えば足の裏でいうと、つま先に意識が向きすぎ、つま先を使い過ぎている為に、前と後のバランスを壊していると思います。

 

以前に、ここで説明した“追い風運動”を思い出してください。

今年の1月13日の学院長日記ですので、忘れた方はもう一度読み直してみてください。

このように、つま先を強く使って歩くことは、力が入っている割には効率が悪いばかりでなく、足を痛める原因にもなります。

例えばワルツを踊る時にも、多くの方は、或は多くの教師も、つま先で身体を押し出すように使うと考えているようです。

本人は足を使って、力を使って、手ごたえを十分に感じるようですが、その割には大きな動きはできていないのです。

それどころか、つま先に力を入れることにより、腹筋に力が入り、相手をお腹で押してしまったり、相手に力を加えてしまったりして、相手のバランスを崩してしまうことになるのです。

一般に、つま先を使いすぎて、お腹で押し合って踊っているカップルは非常に多いと思います。

足の裏はできるだけ全体を均等に使うように踊りましょう。

身体全体を使えば、それで動きが小さくなることは決してありません。

つまり、床を蹴ったり強く抑えたりせずに、床に優しく踊ることが、あなたのパートナーへの優しい踊りともなるのです。