学院長ブログ
パソドブレ(2)
パソドブレは社交ダンスの種目の中では最もドラマチックである為に、トッププロの踊りを見ていると、それぞれのステップ毎に闘牛場の情景というものが目に浮かんでくるようです。
そこでは、男性は闘牛士であることは誰でも考えることですが、女性を牛だと思っている方が多いと思いますが、それでは女性が少しかわいそうな気がします。
実は、女性は牛、ケープ、闘牛士の影など、1人何役も多彩に演技をしているのだと私は解釈しています。
しかし、ステップ毎に役割が決まっているのではなく、踊る人が自分でそれぞれの場面でイメージして踊るものです。
それだからこそ、ダンスであり、又パソドブレが他の種目と違った面白味がある要因でもあると思います。
そういう訳で、私は私なりに闘牛場の情景をイメージして皆さんにレッスンをしています。
そのヒントの1つとして、私はパソドブレのウォークに注目します。
ヒールから前進するウォークを、パソドブレではマーチ(行進)といいますから、これは闘牛士が行進している情景を表していると思います。
一方、ボールから前進するウォークがパソドブレではベーシックウォークというので、これは牛の歩いている姿だと考えます。
ですから例えば、シックスティーンの場合は、女性もヒールから前進していますから、これは牛ではなく、ケープなどの闘牛士側をイメージすることができます。
又、セパレーションの後半のように、女性がボールで前進する場面は、牛をイメージということになります。
もう1つのヒントとして、同じステップでも、女性が男性の方を少し下から見上げる場合は牛をイメージし、男性と同じ方向を見る時は、ケープか闘牛士の影をイメージすることができると思います。
つまり、同じステップでも解釈を変えることによって女性の顔の向きが変わるということです。
他にもいろいろと考えられますので、皆さんもそれぞれご自分のイメージを持って練習してみると、もっとパソドブレが身近で楽しいものになるのではないでしょうか。
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