2010.6.10 社交ダンス体質

 学院に通っているある生徒さんが、先日、血液健康度検査を受けた時の話をしてくれました。
その検査で、いろいろな数値やグラフのデータと共に“もっと身体を動かしましょう”というコメントが出たそうです。
「???」
彼女は、ここ数年社交ダンスを1週間に数日やっているし、以前よりも身体を動かしているという手ごたえを感じているのにおかしいな、と検査官に言うと、
「このグラフの形は、運動の選手やインストラクターとか、つまりプロの方に多く出てくるものです。だから、そういう人達もこういうコメントが出るんですよ。なぜかと言うと、同じ動作をしても身体を非常に上手く使えているので、身体に負担がかかっていないからです。だから、疲れても身体に溜まらないのでしょう。」
ということで、運動不足というわけではなかったようでひと安心。
「あなたは社交ダンスを踊っていて、きっと身体を効率よく上手く使っているんですね。交感神経と副交感神経のバランスがものすごく良いです。」
と言われて、彼女はとても嬉しかったという事です。

“もっと身体を動かしましょう”というコメントは、データの使い方に問題があったのでしょうか。
この話の中には、私がこの日記で今までに書いてきたいろいろな事が含まれていると思います。
社交ダンスは、運動量の多い少ないが問題ではなく、運動の質が大切なのですね。
事実、彼女は最近目ざましく上達していると私は感じていましたので、まさに社交ダンス体質になっているということの証明であり、とても納得のいく話でした。
彼女だけでなく、学院の他の皆さんも同じ検査をしたら、同じような結果が出る方が大勢いるのではないかと、私は思います。