2010.3.30 新宿クラスの皆さまへ

  3月は別れの月といわれる場合がありますが、私にとっても今年の3月はとても寂しい別れの月になりました。
新宿の東京厚生年金会館が全面終了になる為に、社交ダンス教室も昨年から終了のカウントダウンがされてきましたが、ついにその“Xディー”が来てしまいました。
最後のレッスン日に、いろいろと皆さんから記念品をいただきましたが、この欄で改めてお礼申し上げます。
私からも皆さんに何かを、と考えていたのですが、それを実現できなくて本当に申し訳なかったと、後悔しているところです。
皆さんからいただいた素晴らしい“胡蝶蘭”の花は、あの夜に車でしっかりと持ち帰って多摩ダンス学院の受付に飾ってあります。

このクラスは、私が大学を卒業してダンス教師になった翌年に初めて持った愛着のあるクラスであり、また30年以上もの長い期間続いてきた最も思い出の多いクラスでもありました。
多摩ダンス学院より長い歴史があり、中には20年・30年と通ってくれた生徒さんが何人もいらっしゃいます。
生徒の皆さんは私と同じくらいの年齢の方が多く、社交ダンスを接点として、同じ時代、同じ青春を過ごしてきたのではないかと思っています。
教師や助手として手伝っていただいた方々、20年以上続いた暑気払い・忘年会などいろいろと面倒を見ていただいた幹事の方々、そして最後まで一生懸命レッスンに通っていただいた方々、これらの皆さんは私のダンス教師としての自信にもなったし、ダンス教師としての勲章でもあります。
これからも、楽しくダンスを続けていってください。
そしてその他にも、30数年の新宿クラスのレッスンに通っていただいた大勢の皆さんの顔も思い浮かびます。

皆さん、長い間ありがとうございました。